宇美のなつやすみ(とおかめからじゅうさんにちめ)

  • 死のB期間が終了しました。

 つってもそんなにきつくなかったのですが*1、それでもWパンチはハンパないです。ちょっと=たくさん疲れました。この辺は担任さんの忠告を無視した自分が悪いのですが、いつもならっている先生に習うにはどうしてもこうするしかなかったわけよ。
 宇美に関するB期間のトピックとしては数学がスキになりました。あ、それは言い過ぎかも。キライじゃなくなりました。まあ、スキ度が上がったことは確かです。なんにおいても「スキ」って大切ですよね。現代文はI先生とU先生のおかげで前期にスキになって、小さいテストですが9割得点できました。数学が9割まで伸びたらそれだけで受かっちゃうので、そういうのは考えにくいんですが、とりあえず得点は伸びそうです。
 高校課程の勉強というのは、だいたいにおいて僕には受け容れがたいものでした。例えば高校では、数学の「定石」がなぜ定石たりうるのか、そういう原理はほとんど説明されることはありません。「定石を知らんのか、バカタレが。」的な、ね。有機化学反応のほとんど全てがブラックボックスの中です。「覚えとらんのか、バカタレが。」的な、ね。駿台予備校というところはそういうこと―世の中の高校で罷り通っている「ワケノワカラナイキマリ」―を僕らにムリのない範囲でだいたい教えてくれます―有意味なものにしてくれるわけです。今回受講した「盲点」はその意味で、非常に駿台らしい講習だったと思います。科目は違いますが、物理のM先生が「(高校で教え込まれるような勉強で受かる人は)もう(現役で)受かってる。君たちは大人にならなきゃ受からない」とおっしゃっていた意味はそういうところにあるんじゃないかなーと勝手に思っています。大人になるっていうのは、系統立てて物事を理解できるようになることじゃないかなって。
 客観的に見れば、駿台は大学の教養課程の内容を高校課程に捩じ込んで教えている変な場所です。それは何の役に立つかはちょっと良く解りません。でも、それでいいんじゃないのって。浪人生にとっては、大学の勉強を覗きみることでエクスタシィを得られるわけだし(笑)系統立てて学ぶことで、得られるものって大きいんじゃないかなと思います。
 「好きな化学者はファラデー」が定番なんですが、個人的には断然メンデレーエフですね。うん、うん、うにうむ。

*1:それは「東大英語I」の「重心」が受講者本人の復習とその後の演習にあるからです。「盲点AB」の研究も大量に残っています。